取り返しのつく失敗

福岡市西区姪浜、早良区小田部からもすぐのすらら塾姪浜校です。
 
今日お伝えしたいのは「取り返しのつく失敗は子どもを成長させる」ということです。
子どものためと思い、ついつい先回りして答えやヒントを与えていませんか?
家を出発する前に「〇〇持った?」、何か始める前に「〇〇に気を付けてやりなさいよ」
こんな発言に心当たりがある方も少なくないと思います。
 
心当たりのある方は少しずつ変えていくとよいかもしれません。ポイントは「取り返しのつく場合は失敗させる」です。
例えば、忘れ物をしたとき自分で取りに戻ることができる場合にはあえて何も言わない。
これでいいんです。それで失敗したとしても、事前に先回りした声掛けよりも何倍も効果があります。
 
すらら塾ではこの考えに基づいてあえて子どもたちに失敗をさせます。
ホワイトボードに連絡事項を書いておりますが、それを読まない子が時々います。
「9月になったらテキストを持ってきておいてください」と8月20日に書いておくと多くの子は8月中に確認します。
ただ、その連絡に気づかない子は9月を迎え「え、知らなかった」となるわけです。
小中学生にとってみんながいる空間で注意されるというのは嫌なものです。
しかし、ホワイトボードでのお知らせに加え8月31日に「ホワイトボードにも書いてあるけど明日からテキストも持ってきてね。」と事前に声をかけるよりも、失敗したほうが効果的であり先の成長に繋がります。失敗しても自宅に取りに帰ればよいだけです。
 
また、すらら塾では中学生は1週間の目標ユニット数を定めて学習に取り組みます。
ここでもやはり「まあいいか」という甘えから1週間の目標ユニットを完了させない子もいます。
1週間の目標が2ユニットの場合、取り組まなければ翌週は4ユニット、翌々週は6ユニットと膨れ上がってしまいます。
あえて1.2週間は軽い声掛けにとどめ、3週目に「じゃあ、今週は1週間で6ユニットね」という話をし、厳しいようですが6ユニット達成できるように頑張らせます。
そうすると子どもは「うわ、きつい」と感じ、次からは溜めずにコツコツと頑張ろうと思うものです。これが失敗からの学びです。
 
エジソン「成功することを学ぶには、まずは失敗することを学ばなければならない。」
ビル・ゲイツ「成功を祝うのはよいが、もっと重要なのは失敗から学ぶことだ。」
失敗していいんです。むしろ失敗することはよいことなんです。
 
最後までお読みいただきありがとうございました。

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